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【父】ついたぁ、ついた、、ここで海老捕りぃ
【私】こんな住宅地みたいな場所でですか?
【父】ここは秘密の場所なんだよ
【私】秘密って、こんな汚い所で・・
【父】きれいじゃない
【私】だって、水が濁っているけど・・ |
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【父】ブヅブツ言わないで・・
ーって、言いながらタモを差し入れていると
【私】・・・・・
【父】そっと、こちらにたぐりよせるとじゃな
【私】・・・・ |
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【私】あっ、えびぃ
【父】でしょう。こんなもんよ
【私】これは、なんて言う海老なんだろうね
【父】知らないけど、川海老じゃないの
【私】ふぅぅぅん |
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【父】このままでは水が汚れるので、バケツに
いったん入れて、それから網の中で海老を
洗ってからクーラーに入れるんだよ
【私】なるほど
【父】そうしないと、すぐに水が濁るし海老が
死んでしまうからね
【私】おぉぉ、元気に泳いでいるよぉ |
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【私】透明な身できれいな海老だね
【父】そだろ、こんな所で捕れるとは誰も思わない
でしょう
【私】そだね、こんな汚い場所ではね・・
【父】何言っているの、これを餌にして鯛を釣りに
行くと、ガツンガツン釣れると思うよ
【私】なら、鯛の方がいいや
【父】・・・(^_^;) |
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【父】このクーラーではこれくらいが限界だな
これ以上入れると死ぬ確率がでてくるので・・
【私】すっごぉい1時間くらいしかたってないけど
こんなに捕れれば大漁だね
【父】そだね。今日はあったかかったからね
【私】なんであったかいといいの?
【父】あったかいと岸に寄ってきて、寒いと深い
場所でじっとしているからね
【私】そかそか。。 |